雑所得ではなく、事業所得にすればよかった

10年くらい前のことです。私は趣味で書いていた小説を、いろいろな賞に投稿していました。プロになれるなんて夢にも思わずにいたのですが、3作目が、ある大手出版社の新人賞で佳作に選ばれました。賞金50万は、当時の私にとって大金でした。でも、それっきり、その出版社とは縁が切れてしまいました。確定申告の時期になって、私はこの賞金を「雑所得」として申告しました。

その後、別の出版社が声をかけてくれて、定期的に仕事をもらうようになりました。単行本も出してもらい、年に500万もこの道で稼ぐようになると、もともとの給与収入と合わせて1000万を超え、所得税がすごく高くなってしまいました。でも、それだけ稼いでいるのだから仕方がないんだ、と諦めていました。若いときからずっと会社員だったし、父も祖父も会社員だったので、自営業には節税の方法があるということなんか、まったく知らなかったのです。

私は、他の作家さんたちのブログを読んだりして、ようやく、作家には「必要経費」というものが認められており、申告すれば税金が戻ってくるということを知りました。何が必要経費かということも、税金の本を読んだりしてもよくわからず、確定申告の会場で、税理士さんから教えてもらいながら、初めての確定申告を終えました。

取材のために電車に乗ったり、資料になる本を買ったり、仕事に持ち歩くためにノートパソコンを買ったりしたことが、作家としての必要経費で通ったので、翌月になって数万円の戻りがあったときは嬉しかったです。こんなことなら、最初の賞金から「作家としての稼ぎ」に計上すれば良かった、と思いました。

原稿用紙に文字を書く手

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